ダージリンティー、宇治茶、凍頂烏龍茶・・・など、茶の名前は地名を由来とするものが多くあります。もっと大きな枠で「日本茶」「インドティー」「台湾茶」など、国の名前で括ることも。
セイロンティーという名前は聞いたことがあると思います。これは現在のスリランカがセイロンと呼ばれていた頃の名残。日本でもとても馴染みのある紅茶です。
当店のブログやSNSの記事でも頻繁に茶の育成環境の話題が出てきます。いろいろな条件が加味されますが、すごく大雑把にいうと、標高による環境差はかなり大きく茶の品質を左右します。
セイロン(スリランカ)島の中でも、高い土地、中間の土地、低地の三つにわけ、そこで作られた紅茶を「ハイ・グロウン(grown)ティー」「ミディアム(ミドル)・グロウンティー」「ロー・グロウンティー」と呼びます。それぞれに特徴や使い道があり、ローグロウンだから低級・・・という短絡的な烙印を捺すことはありませんが、古今東西、高地の茶には優れた品質のものが多いのも本当です。
「ヌワラエリヤ」(これも地名ですね)は、セイロンティーの中でも最も高い場所で栽培される紅茶のひとつ。明るい水色(抽出液の色)、繊細でフラワリーな風味は「セイロンティーのシャンパン」とも呼ばれます。
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