五感は記憶と結びついていると感じることが時々あります。
茶香炉で焚いた甘い香りで遊びにいった旅館を思い出したり、ブレンドされた紅茶の味は遠く離れた国に住む友人を描いたり。それまで忘れていたような昔の光景も一瞬でよみがえるから不思議です。記憶に残るおいしいお茶。丁寧に淹れられたもの。それは人によって様々で、旅先を出会った煎茶かもしれないし、幼い頃おばあちゃんと飲んでいたほうじ茶かもしれません。

今回ご紹介するのはきっとあなたの記憶の中にも登場する、なじみ深いお茶たちです。

(小野更紗/コノハト茶葉店)


封を開けると緑茶のさわやかな香りと一緒に玄米の香ばしさが広がります。お茶を想像したとき、多くの人が真っ先に思い浮かぶあの慣れ親しんだ優しい味は、きっと玄米茶ではないでしょうか。


煎茶や紅茶に比べてカフェインが少なめのほうじ茶は時間を選ばずに飲めちゃいます。飲むと肩の余分な力が抜ける、実家のような安心感があります。すっきりとした後味が特徴です。


長く続く旨みの余韻が宇治茶の特徴ですが、まさにこの茎茶がそう。とろりとしたお茶の中に旨みと甘みがぎゅっと濃縮されています。少し低めの温度で淹れるのがおすすめです。



 
ひとりごと。
受験前に励まされていた応援ソングを久しぶりに聴きました。試験前の緊張感がよみがえって、必死だった自分を思い出しました。シトラスが香る洗顔料は、今でも部活の合宿を思い出します。静かで澄んでいる冬の早朝は、初めて北海道に降り立った時と同じにおいです。思い出のトリガーとなる感覚はどんなに年月が経ったことでも瞬時に、鮮やかに浮かび上がってきます。
昔から祖父の家に行くと出てきた緑茶はいつも飲んでいるペットボトルのお茶と違う味でした。やぶきたを初めて飲んだ時の自分はこれを知っているという感覚に、無意識に覚えていたのだなあと気づきました。

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