祁門紅茶(キームン / キーマン)20g

1,380円(税102円)

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祁門紅茶は元々緑茶の産地として名を馳せた安徽省の祁門縣で、ヨーロッパへの輸出を目論んでつくられたのが始りといわれています。
福建省の正山小種(ラプサンスーチョン)を小種紅茶と分類するのに対し、福建以外でつくられる伝統的な製法の紅茶は「工夫(くんふう)紅茶」と呼ばれます。工夫とは手間ひまをかけるという意味で、現在でも人の手で丁寧に摘まれたものが多くを占めます。



正山小種を真似たともいわれる祁門紅茶ですが、狙い通り海外での評価を高め、今ではインドのダージリン、スリランカのウバと並んで、世界三大紅茶の一つとして数えられています。特にイギリスでは最高級品として扱われ、女王の誕生日にはこのお茶を淹れて祝う習慣があるのだそう。

品質の優れた祁門紅茶は、一切の雑味がなく、口の中いっぱいに蘭に似た香りと甘みが広がります。ミルクを入れてもよく合いますが、まずは透明感のある風味をストレートで確かめてみてください(ただし安価なものにはいぶした香りの強いものがあり、低質な正山小種とごっちゃになっていたりします)。


(茶柄をご覧いただくとわかる通り、小さな小さな新芽をひとつずつ指先で摘んで作られた紅茶だということがわかります。)

産地である安徽省黄山市祁門県は年間を通して曇りや雨の日が多く、盆地特有の湿度の高さや気温の低さも相まって旨み成分を多く含む茶が生産されます。また、日照時間が比較的短いため苦みや渋みの生成が抑えられる特徴を持ちます。
喉元を過ぎる時の甘みが強く、余韻も非常に綺麗に続きます。香りは花の蜜を思わせ、雑味はまったくありません。つくづく中国紅茶の奥深さと圧倒的な魅力を感じさせられる名茶です。


【美味しい淹れ方の例】
よく温めたポットに4gの紅茶、沸騰したお湯を約300ml入れ、5分蒸らします。
お好みで茶葉の量や時間を調節してください。

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