haruka nakamura / grace FCRD-064LP

4,356円(税396円)

2008年に発表されたharuka nakamuraによるデビュー・アルバム『grace』。
2018年に初アナログ・リリース化され完売となっておりましたが、多くの要望にお応えして待望の再プレスが決定! 穏やかなガットギターとJanis Crunchのリリカルな歌声が淡い電子音と溶け合う、キャリアの幕開けを飾るに相応しいA1「every day」。
サンプリング・ループによる悲しいリフレインと心に浸透していく美しいギターが心地良い、奥山由之氏がMV監督を手掛けた代表曲A2「arne」。
後にNujabesとの素晴らしいコラボレーションにてHydeout Productionsからのアルバム『Melodica』 に再収録された名曲B5「lamp」など全13曲を収録。
盟友である田辺玄によってリマスタリングが施された楽曲は「まさにあの頃求めていた音です」と、本人が語るほど新しい輝きを携えています。

<haruka nakamura>
音楽家/青森出身

ソロ名義の他、様々なユニットで多数オリジナルアルバムを発表。東京・カテドラル聖マリア大聖堂、広島・世界平和記念聖堂、野崎島・野首天主堂を始めとする、多くの重要文化財にて演奏会を開催。近年は、杉本博司「江之浦測候所」のオープニング特別映像、国立新美術館「カルティエ 時の結晶」安藤忠雄「次世代へ告ぐ」などの音楽を担当。京都・清水寺成就院よりピアノ演奏をライブ配信。東京スカイツリー、池袋サンシャインなどのプラネタリウム劇伴音楽を担当。(ナレーション池松壮亮)早稲田大学交響楽団と大隈記念講堂にて自作曲でオーケストラ共演。 Nujabesをはじめとする多くのアーティストとのコラボレーションを行い、翻訳家・柴田元幸との朗読セッション(ライブアルバムを発表)や、画家ミロコマチコとのライブペインティング・シリーズもDVD「tague dava」となり敢行中。BEAU PAYSAGEとのプロジェクト「美しい風景」牛窓・御茶屋跡「白い本」などコラボ作品多数。 MVは川内倫子、奥山由之などの写真家が手掛ける。 Huluドラマ「息をひそめて」NHKドラマ「ひきこもり先生」「黄金の海」やカロリーメイト、ポカリスエット、スマートニュース、ロト6、AC公共広告機構、CITIZENなど多くのCM、ドラマ、ドキュメンタリーなどの音楽を手掛ける。

トラックリスト
A1. every day
A2. arne
A3. opus
A4. ralgo
A5. elm
A6. luz
B1. lang
B2. cielo
B3. elm/2
B4. sign
B5. lamp
B6. grace
B7. cadenza

10代の頃、故郷青森で、部屋の窓辺から夕暮れを毎日眺めていた。その情景に浮かぶ音楽を作ろうとした時から僕は作曲を始めた。

graceはここから始まる「夕暮れ三部作」の一枚目。まずは故郷をテーマにした。
青森に帰り、レコーダーを片手に環境音を録音して歩いたことを覚えている。この頃は4トラックのMTRを使っていて、テイクを重ねることが出来ず、サンプラーに一つ一つ楽器や歌を録音し、自分の音を一度サンプリングしてから再構築するという手間のかかる手法で制作していた。
まるで自分の書いた文章を英語に翻訳して、その翻訳をさらに日本語に書き直すような作業。
そのアナログなやり方がこのアルバムの独特な郷愁を含んだサウンドの成り立ちとなっているように、今となれば思う。
歌はJanis crunch、aspidistrafly。この頃出会ったばかりのアーティストに参加してもらった。

願わくば永く残るアルバムを作りたいと思い制作していた。「arne」という曲は何年か後に写真家・奥山由之くんによりMVが作られ、「lamp」という曲は後にnujabesさんがビートをつけて、新しく生まれ変わり僕の代表曲になる。
発売から10年を経てアナログ・レコード盤をリリースしたいとレコード店から連絡があったのは、感慨深い出来事だった。そしてこのアルバムはレコードになったことで完成したと言える。

haruka nakamura

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