どことなく朝晩の風は涼しさを伴ってきたかと思えば、相変わらず日中はムシムシした暑さで体温調節が難しい時期ですね。寒暖差は身体の不調につながりやすいと言われています。体調を崩さないためには、内側から温めることが大切です。
夏の疲れがじわじわ出てくる季節の変わり目、食べ物や飲み物などを冷たいものから少しずつ温かいものに移行していってもいいかもしれませんね。
とは言っても熱湯で淹れるのはさすがに…という場合は、電子レンジで温めて飲みやすい温度に調節するのはいかがでしょうか。私もよく水出しで作ったお茶を温めて飲んでいます!
温かいものは温まるし、冷たいものは身体が冷える。それはそうなんですが、食物が元来持っている効能を活用すると、それらをより効果的に発揮できます。身体の熱を取ってくれるお茶と、温めてくれるお茶の両方をバランスよく摂って、難しい気候も元気に乗り切りましょう!
東洋医学では、食物に「熱・温・平・涼・寒」という5つの性質があるとしています。これは、それぞれ摂取した時、身体にもたらす作用を分類したものです。
【緑茶】
緑茶はこの「寒性」にあたるため、身体の余分な熱を取り除いてくれます。また、緑茶に含まれているカテキンは、風邪やインフルエンザ予防にも効果的とされています。
【白牡丹】
そして、清涼性の性質を持つ白茶に分類されている白牡丹もまた、身体を冷やすことなくほてりやのぼせを取ってくれます。すっきりした口当たりで、紅茶のような甘みも感じられるお茶です。この甘みをより出したい場合は、時間をかけてゆっくり抽出するのがおすすめです。およそ70〜80℃ほどの低めの温度で、5分以上蒸らしてみてください。
【紅茶】
身体を温めてくれる「温性」に属するお茶といえば紅茶。紅茶は、身体の内側に溜まった冷えを取り除いて、血行の流れを良くします。紅茶の主要成分であるテアニンは、血圧上昇を抑制したり、カフェインによる興奮を抑えてくれます。他にも新陳代謝を高めるなど、いいことづくしです!
【薔薇人参烏龍茶】
そしてもうひとつ、冷えた身体に欠かせないお茶が、薔薇人参烏龍茶です。台湾烏龍茶と高麗人参をベースに、ローズをブレンドしたこのお茶も温性に属しており、発汗・身体を温める作用があります。飲んでしばらくするとぽかぽかしてきて、じんわり汗が滲むこともあるほど内側から温まります。
夏場の冷房による冷えや、天候による体調不良の時は、身体を温めることが大事です。せっかく温かいお茶を飲んでも、それが寒性であれば逆に冷やしてしまうこともあるので、温性のものを摂取する、というのが重要なポイントです!
暑さが気になる方は、寒性のお茶を少し温めてみてください。冷えが気になる方は、温性のお茶で身体の内側から整えてみてはいかがでしょうか。
空を思い浮かべてください。どんな空が浮かびましたか? 私は、雲ひとつない青空です。
「空を描く」というテーマも人によっては、日が昇り明るくなってきた夜明けとか、夕方の紫混じりの空とか、星がよく見える深夜の空など、いろいろな時間帯や季節感、あるいは空模様があって興味深いなと思ってから空を観察するのが好きになりました。他の人に見せたら「本当にそんな色になる?」て思うような色彩になるんですよ。ピンクとグレーと白が見事なグラデーションになっていたり、まさに黄金と言えるくらい綺麗な色の雲が浮かんでいたり。
あとは季節感。まっさらな青空もいいですが、青のなかにでかい入道雲が浮かんでいると夏!という感じがします。うろこ雲やひつじ雲のように、小さな雲が多い空模様が増えてくると夏の終わり、秋の始まりです。まだ蒸し暑い日もありますが、空は少しずつ秋になってきましたよ。
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